魂が揺さぶられる美術的な漫画厳選3つ!

ブルーピリオド(山口つばさ)

美術が切り口!青春の姿を真っ正面から描いた「ブルーピリオド」

美術を切り口にした自分探求に興味がある人におすすめの漫画です。

主人公の矢口八虎は万事にそつのない高校2年生。

学校生活は快適なものに見えていました。

成績は良く、ヤンキーを気取って幅広い友人を持っていました。

しかし、心からその生活に満足していませんでした。

転機となったのが1枚の絵でした。

美大を目指す3年生が描いた絵に、八虎は心を揺さぶられます。

そして、自らも東京藝術大学に進学することを目指します。

母親の賛成を得るために八虎が描いたのが、料理する母の背中でした。

その感性に、彼の素質の高さが見てとれます。

美大受験を通して、八虎が自分に向き合い、自分がどんな人間かを深く探っていく様が本作の見所です。

青春は、自分がどんな人間かを探る中で、時に傷つき、時に友人との関係を深めていくものです。

そんな青春が「美術」という切り口で真っ正面から描かれます。

本作は2020年にマンガ大賞を受賞し、2022年に舞台化されました。

一読に価する力作です。

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セトウツミ(此元和津也)

自分の学生時代と重ね合わせと振り返り

今の学生さんは正にこのような青春を過ごしているのではないかと憶測。

自分の時代にもこのようなの空気感はあったが何か違っていた。

放課後に学生が集まってしゃべっているだけのマンガです。

事件事故等が起きなくR指定等もこの漫画にはないかと・・・。

学生のこのような時期にはこういった何もないことが自分たちには価値があるという風にこの漫画を読むと思うでしょう。

問題が起きますが完璧な解決までは至らず詰めのところまではいったけどなという感想です。

「バイストンウェルの物語を知っているものは幸せである」ではないですがこのような時期を過ごす学生には心の余裕ができるかと思います。

ただ単に学生同士のボケと突っ込みですが荒れた展開にはならずうやむやにしているところがこの作品のいいところだと思います。

マンガのソラニンや小説カラフル、プレイステーションのMOONなどが好きな方はとっつきやすいかと思います(マニアックですね)。

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なきぼくろ(バトルスタディーズ)

高校球児のリアルな青春野球漫画

私が紹介したい青春漫画はなきぼくろ先生のバトルスタディーズです。

高校の野球強豪校に進学した主人公が高校の伝統などに苦労しながらも野球を頑張っていくストーリーになっていますが、入学してからは全然野球ができず、同級生たちと先輩たちの洗濯や食事の用意などをこなしていくとこが主になっていて他の野球漫画とは違い面白いです。

主人公たちの会話も面白くどうやって先輩たちを怒らせず毎日の仕事をこなしていくか頑張るところは面白く描かれています。

作者が強豪の野球部を経験しているとのことなので、そういった場面がとてもリアルに描かれているので高校球児は大変なんだと教えてくれる作品にもなっています。

主人公は普段はおちゃらけていたり、一生懸命仕事をこなしたりという感じですが、野球の場面になるとバッティング良く守備でもゲームをコントロールしたりするので普段とのギャップがあり、そういったとこに引き込まれていくようなキャラクターになっています。

同級生や先輩たちと野球を頑張るとこも良いですが、日常生活でのギャグ要素もあるので飽きずに読める青春野球漫画だと思います。

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